
となると、「プログラミングスクール」に通った方が確実かな。
でも、プログラミングスクール受講料高いなー。
そもそもアラサーで未経験で転職なんてできるのか?
そんなこと思われている方はいませんか?
まさに1年半前の私と同じ状況です。
結果として私は、プログラミングスクール(テックエキスパート)に通い、無事Webエンジニアに転職できたので、プログラミングスクールには大変感謝しています。
ただ、ネットの情報を見ているとプログラミングスクールは「意味ない」とか「失敗した」とかネガティブな情報に溢れていると思います。
そんな状況下では、不安になってしまうのは当然ですよね。
私が思うにプログラミングスクールが有益かどうかは受講する本人の心意気次第だと思っています。なので、価値のある人には価値があるし、そうでない人もいる。
というわけで、私の実体験からプログラミングスクールにどういった姿勢で望めばいいのか。プログラミングスクール受講は自分にあっているのかどうか見極められるような内容でまとめてみました。
また、2019年受講時点での意見なので、今は一部変更になっているかもしれません。
プログラミングスクール受講についてのまとめ
最初に要点をまとめました。さらに詳しい情報を知りたければ、その下の情報も参考にしていただけると幸いです。
- 自発性的に学習しないと、放置される。何も学ぶ事ができない。
- 実務にスムーズに入るためには、カリキュラム以外のモダンな技術を学ぶ必要がある。
- 自分で調べ、自分で解決する力が必要。
- コミュニケーションは必須。交流をなるべく避けたいという方には難しい。
- 未経験からエンジニア転職を目指しているならプログラミングスクールの看板を使わせてもらうのが効率的。
プログラミングスクールの学習の進め方
スクール(学校)というと、「教師がホワイトボードの前に立って授業を行う」みたいな雰囲気を想像されるかたも多いのかなと思います。
しかし、プログラミングスクールではそもそも授業は存在せず、Web上のテキストをひたすら読み、実際にコードを動かしながら進めていくというスタイルです。もちろん、わからないところがあればメンター(教師的な人)に質問して疑問点を解消していきます。
ここまで読んでいただいたらある程度わかるかと思うのですが、とにかく自発性が求められます。メンターの方はとても親身になって教えてくれる良い方ばかりなのですが、受講生の人数が多いため自分からアクションをとれないと完璧に放置されます。
つまり、学校のようになんとなく受け身でいれば卒業できるみたいな環境ではありません。
プログラミングスクールのカリキュラム内容
「基礎編」と「応用編」がありました。「基礎編」でも実際にアプリを作りながらゴリゴリ手を動かしていくので、初心者の方でもプログラミングの面白さを感じながら学習していくことができると思います。
テキストも非常にわかりやすかったです。要領のいい人であれば「基礎編」は質問なしでクリアできる程、文章とイラスト・動画で丁寧に説明が記載されています。この辺に関しては高額の受講料を払っている分、無料の教材とは一線を画しているのではないでしょうか。
気になるポイントとして「基礎」「応用」とテキストをこなせば、実務で通用するレベルになれるかですが、これは「難しい」と思っています。
なぜなら、現在モダンなITベンチャーであれば「マイクロサービス」「サーバレス」「SPA」「Dockerなどの仮想化技術」「AIや機械学習」を実務に盛り込んでいる可能性が高いからです。
残念ながらプログラミングスクールではこういった技術に対するカリキュラムは存在しませんでした。ただし、こういった技術まで含んでしまうとテキストの内容が膨大になりすぎてしまって逆に学習意欲が削がれてしまいます。
なので、カリキュラムとしてはこれが正解で、私達受講生に必要なことはカリキュラム外のモダンな技術を積極的に学んでいく姿勢だと思います。カリキュラムのみの学習で満足せず、貪欲に学習しておかないと、実際に業務を開始したときに困ることになると思います。
メンターのサポート
非常に親身になって相談にのってくれると思います。ただし、質問するまえにある程度自分で調べて、要点をまとめてから質問することが原則となっていました。
また、「答え」や「やり方」は懇切丁寧には教えてもらえません、メンターからもらえるのは「アドバイス」のみです。
このやり方は、一見不親切に見えますが、実際にエンジニアになっても懇切丁寧に教えてくれる現場なんてほとんどありません。そこで必要なのが自分で調べ、自分で解決する力です。
今振り返るとそういった点で、業務に即したカリキュラムとメンターの指導方針だったと思いました。
周囲の受講生との関係
受講する前は、「特に入学テストとかもないし、なんとなくで入学したゆるめの人も多いのかな」と思っていましたが、40~60万円という高額の授業料を払っている分、本当に真剣に人生を変えたいと思っている意識の高い人ばかりでした。実際、有名大学・企業出身の方も多く在籍していました。
基本自習形式なので、他の受講生と関わらないかといったらそうではなく、朝一で「今日やるべきこと」、夕方に「今日学んだこと」について受講生同士で発表しあう時間がありそこが交流の場となっていました。
メンターに聞くのではなく、受講生同士で教え合ったりもあり、教える側も教えられる側も成長できるので良い環境だったと思います。
最終課題はチーム開発で行われるため、それまでに色々と交流を深めておいたほうが、スムーズに進めることができるような気がします。
逆に、そういった交流をなるべく避けたいという方には難しいかと思います。私も人との交流は苦手ですが、同じ目的をもった人が集まっているのでなんとなく意気投合することができます。
(周りも頑張っているという環境で学習するのと、自分一人で学習するのではモチベーションのキープに差がでてくると思います)
転職サポートについて
私がプログラミングスクールを受講しようと決断した理由が「転職サポート」でした。転職活動をしたことがある方ならわかるかと思いますが、転職活動ってなかなかしんどいんですよね。。
これは断言できますが、未経験からエンジニア転職を目指しているならプログラミングスクールの看板を使わせてもらった方が絶対に効率的です。
プログラミングスクールに通うことで以下のような悩みが解消できました。
1. 転職先の企業の情報収集に時間がかかる(本当に自分にあっている企業なのか見極めづらい)
- IT企業に精通したキャリアアドバイザーの方が、一人ひとりにあった企業を紹介してくれます。その中には自社開発企業も多く含まれていますし、自分が行きたい企業があればアポをとってくれたりもしました。
2. 未経験からの転職だと、面接の際転職先の企業に対し自分がどのように貢献できるか答えづらい
- 「10週間1日10時間休み無しで、プログラミングを学習して、成果物(ポートフォリオ)を作成しました」と自信をもって技術力をアピールできます。(独学と違い、推薦文という証拠があるため信頼を得やすいです。)
- 有名なプログラミングスクールであれば大半のIT企業の面接官の方は知っていて、詳しく説明しないでもある程度はどんなことができるのかを汲み取ってくれます。(もちろんプラスアルファは必要ですが)
- 企業ごとに過去の面接質問例を見ることができ、それをもとに面接練習をしてもらえるので本番でも焦らずに望むことができます。
3. エンジニアになると決めたはずなのに、転職活動が長引くとまた同じような職種で妥協してしまう
- 基本的にIT関係の関連職しか紹介されませんので、他の職種になびくことはありません。
- また、「これまでプログラミングをこんなにも勉強してきたのだから絶対エンジニアになるぞ」といういい意味での圧力がかかります。
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