「アプリケーションといえばネイティブアプリでしょ」という時代は終わって、今やブラウザアプリでもネットワーク環境さえあればサクサク使えるようになりました。
ブラウザアプリのメリットはブラウザ(ChromeやSafariなど)があればすぐに使い始めることができる手軽さと、他のデバイスからでもアカウント連携させて使えることでしょうか。
デメリットとして、アカウント登録しなければ使えないため、登録が面倒といったことがありましたが、今や「Google アカウント」さえ持っていれば1秒で登録完了です。
ということで、私が普段仕事で使っていて特に便利だなと感じたWebアプリを紹介します。
(もちろん基本的な機能は全て無料で使うことができます。)
Notion
ノート・タスクなどを作成・管理できるアプリです。
私は最近まではEvernoteの愛用者でしたが、長年使っているとEvernoteの使いにくさが色々と見えてくるんですよね…
動作が重かったり、ノートブックの順番が変えられなかったり、肝心なノート部分が書きにくかったり、複数デバイスで使うとき無料だと制限が発生したり etc
もちろんEvernoteの良い部分もあるのですが、もし少しでも不満があるのであればNotionをためしてみることをおすすめします。Evernoteからのノートの読み込みも簡単に実行することができます。
Notionのメリットはとにかくシンプル、ノートの整理が簡単、一番のメリットはノートがとにかく書きやすいことですね。wiki形式でサクサク書いていくことができます。markdownになれてしまっているひとには特におすすめします。きっとEvernoteで抱えていた悩みは解消するはずです。
Draw.io
ダイアグラム(図・モック)作成ツールです。
ダイアグラム作成ツールは国内外の様々なWebアプリが提供されているため、10個以上のアプリを色々と試してみた結果「draw.io」が一番使いやすく何でもできるという結論になりました。
「フローチャート」や「AWSネットワーク構成図」はもちろん「マインドマップ」や「ER図」も使い方に慣れればさくさく作ることができます。
仕事をする上で構想を図でまとめる機会は多くあると思いますので、一度使って便利さを感じて貰えればと思います。
Figma
プロトタイピング(UI・UX)作成ツールです。
動作の重い重い「illustrator」や「photoshop」に縛られる必要はなくなりました。Web制作やアプリ開発の企画・デザイン段階においては、Figmaがあれば何でもできてしまいます。(紙媒体のデザインやイラスト作成はまだ難しいかなと思います。)
本当にブラウザアプリとは思えないくらい軽量にサクサク、デザインを編集することができます。プロトタイピングも、シーン(画面)を線でつなげるだけで簡単に「画面遷移」や「クリック時の動作」を表現することができます。
また、作成したUIは画像やCSSに書き出すことができるため、プロトタイプとプロダクトとの差異を小さく抑えることができるところもメリットの一つではないでしょうか。
Zapier

ノンプログラミングで複数のアプリの連携・自動化のワークフローを作成できるツールです。
簡単なところでは
- 「gmail」にメールが届いたら「slack」に通知
- 「wordpress」に投稿したら「SNS」に投稿
少し応用すると
- 「stripe」の取引情報を「google spreadsheet」に記録
- 「スマートスピーカー」と「slack」を連携
みたいなこともできるようです。
使いこなすのは少し時間がかかるかもですが、2000以上のアプリを連携できるので考え方次第では何でも自動化することができそうですね。
Google Colab
ブラウザアプリといえば、Googleのアプリシリーズですが、その中でも「Google Colab」は特におすすめです。pythonでのデータ分析をブラウザ上で簡単に実行することができます。
spread sheetでは到底分析できないような数十万件のデータを瞬時に分析・グラフ化もコードで一発です。今はやりの「TensorFlow」などの機械学習系ライブラリも試すこともできます。
やってみるとわかると思うのですが、pythonやjupyter notebookの分析実行環境を構築するのはノンプログラマだとかなりハードルが高いんですよね。。私自身も最初は相当苦労しました。
その環境がブラウザで1分とかからずに用意できるので、プログラミングに抵抗感ある方も一度pythonってどんなことができるのかチャレンジしてみても良いのではないかと思います。
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