最新テクノロジートレンド 2019

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最新の技術トレンドは年々変化が早く、昨年までは主流だった技術が今年にはすでに廃れているという時代になってきました。新しい技術を常にキャッチアップしていかないと、すぐに時代遅れになってしまい、技術負債を抱えてしまうという。ある意味大変ではありますが、日々進歩していくテクノロジーには驚かされつつ、飽きのこない点で魅了的であると言えるのではないでしょうか。今回は現在トレンドになっている技術を海外のサイトなどを参考にしながら、自分の整理も兼ねてまとめてみました。これらの技術も来年にはレガシーになってしまうかもしれませんが、定期的に更新していきたいと考えています。

AIと機械学習

AIはサイバー映画などでは、人間のように意思をもって行動するみたいなイメージがありますが、実際はそんな高度なことを実現できるほどの技術はまだ達成できておらず商品のレコメンド機能など細かい場所で人間をサポートする立場で徐々に生活に浸透しつつあります。ただ、現在「インターネット」の世界だけでなく「ロボティクス」「乗り物」「ドローン」「電化製品」などあらゆる産業でAIの活用が進んでいます・近い将来人間が操作しなくても自律的に動き、単純作業などは人間のかわりに仕事を行ってくれるようになると思います。次項の「ロボティックプロセスオートメーション」で説明しますが、現在コンピュータ内でできることはプログラミングや専用アプリケーションを使えば自動的に作業を全て完了できるようになってきています。物理的な自動化はコストの面でなかなか導入が難しいこともありましたが、ハードの低単価化、AIの向上が進めばそういった領域にも自動化・自律化が大きく進むと思います。
AIとまでもはいかなくても、膨大なビッグデータから規則性を見つけ出し予測や判断に用いる機械学習も、データを蓄積するための媒体となるセンサーやスマートフォンの普及によりデータ量も増幅し、今後さらなる精度の向上が見込まれます。

ロボティックプロセスオートメーション(RPA)

AIの説明のところでも多少触れましたが、現在ロボティックプロセスオートメーションによるPC上での作業の自動化はかなり進んでいるのではないでしょうか。PCの操作が早い人が優秀だった時代は終わりを迎えました。なぜなら、いくら優秀な人でも、機械の作業スピード・正確性・持続性は超えることができないからです。
プログラミングが少しでもできれば、Excelの資料作りをVBAで自動化してみたり、パソコンの定形操作をシェルスクリプトで書いておいて実行するだけにしておいたりと、少しの労力で圧倒的に作業時間を短縮することができます。プログラミングができなくても、salesforceやkintoneなどのツールを使えば事務作業を減らすことが可能になると思います。

モノとインターネット(IOT)

全てのものがインターネットにつながる時代がやってきました。これまではPCやスマートフォンなどの一部の電子機器しかインターネットにアクセスできませんでしたが、今後は電化製品を中心に「機械」と呼ばれるものは全てインターネットに接続され通信を行うようになると思われます。センサーの活用により、テキストデータだけでなく「画像」「音」「匂い」「位置」などさらに分析できる範囲も広範囲になっていきます。それに伴い通信量も膨大になるので、5Gなどの次世代通信網の役割はとても重要になってくると考えられます。また、これまでデータが取りづらかった個人の日常生活データも事細かに取得できるようになるので、そういったデータを活用してより消費者のニーズにマッチした商品やサービスの開発が可能になると予測できます。

エッジコンピューティング

エッジコンピューティングとはユーザーに一番近いネットワーク設備でのデータ処理、つまりモバイルデバイスや無線基地局でデータ処理を行いクラウドでのデータ処理の負担を少なくするという仕組みのことです。これからのIOT時代ではあらゆる「モノ」がネットにつながるので、そういったモノに蓄積される膨大なデータを全てクラウド上に集約して処理するのは不可能です。また、リアルタイム性の確保、セキュリティリスクの削減、通信量の削減などエッジコンピューティングによって享受できる恩恵は多く存在します。

デジタルツイン

デジタルツインとは、物理世界のフィジカルな情報をIOTを活用して仮想空間にフィジカルな情報をリアルタイムで再現することです。そういった環境を活用することで、フィジカル空間のモニタリングやシュミュレーションを行うことが可能になります。また、その結果を踏まえて障害を特定したり、トラブルシューティングを行ったりと実際に機器に触れるとこなくリモート上から行うことが可能になります。

量子コンピューティング

量子コンピューティングは正直理解が難しいです。従来のコンピュータは「0」と「1」の2ビットのビット演算で処理されていることは周知の事実ですが、この考え方だと単純に処理速度をあげるには論理ゲート数を増やし(チップの集積密度を上げる)平行して演算できる数を増やすしかありません。これに対し、量子コンピュータとは「0と1が共存する状態」を使って並行で計算処理を行えばさらに高速に処理をおこなうことができるという考え方らしいです。具体的な処理方法としては従来までのコンピュータが一つの入力値に対して一つの出力値を得ていたのに対し、量子コンピュータは膨大な数の入力値に対して、全てのパターンに対して平行して計算を行い有用な解のみを出力して得るという方法です。量子コンピュータのハードウェアの実現にはまだ研究中のためすぐに導入とはいかないみたいですが、今後データ量が圧倒的に増えるとそれに伴い計算量(処理量)も多大になると考えられるので、必須の技術になりそうですね。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは分散型台帳技術(分散型台帳ネットワーク)のことを示します。ビットコインプロトコルを作ったサトシ・ナカモトという謎の日本人が2008年に発表した論文の原型となるデータベースでもあります。技術的な仕組みとしては、「ブロック」と呼ばれるデータ単位を、鎖のようにつないでいくことでデータを保管するデータベースで、各々のブロックは一つ前のブロックのハッシュ値をもっておりそのハッシュ値を遡ることでデータの流れを追うことができる仕組みです。ブロックは「P2P(ピアツーピア)方式」を利用しており、ユーザー同士が分散管理しておりこれが「分散型取引台帳」と呼ばれる所以になっています。現在はビットコインのイメージが強いブロックチェーンですが、電子投票やIOTにも活用されていくと思われます。

サイバーセキュリティ

情報技術の発展によりデータや情報システムの持つ価値も10年前と比べて重要度が増してきてきています。情報技術の発達とともに、ハッカーの技術も当然上がりますので、これまでになかったウイルスやハッキング手法も生み出されていくと考えられます。生体認証システムやWAF、ウイルス対策ソフトの導入など様々な対策を講じていても個人情報の流出事件は相次いでいます。個人情報を扱う企業に関しては、上記システムの導入だけでなく、セキュリティに関するガイドラインの制定なども必要な時代になって来たのかもしれません。

拡張現実とバーチャルリアリティ

拡張現実(AR)とは、現実世界にバーチャルの映像を重ねて表示することで、現実世界を拡張するという意味合いです。最近の例では、ポケモンGOが一番記憶に新しいのではないでしょうか。ゲーム以外の例では、販促やプロモーション、設置シュミレーションなどの用途に使われているようです。確かに、家具や家電など大型の製品を購入するとき自室で設置シュミレーションができると便利ですよね。XcodeのARkitを使えば、素人でも簡単なARアプリケーションを作成することができます興味があれば試してみてください。
バーチャルリアリティ(VR)はARとは似て非なるもので、コンピュータで作られた仮想空間に自分自身が入り込んでしまったかのような感覚を得ることです。ゲームやエンターテイメントと親和性が高いのはもちろんですが、広告やファッション・ヘルスケア・不動産業界でもバーチャルリアリティを使い消費者に疑似体験をしてもらい、購入につなげる方法が主流になってきそうです。また、facebookはVR上でミーティングを行うようなサービスの開発を行っているようです。現在でもリモートワークは進んでいますが、こういった技術の発達により、世界中どこにいてもオフィスにいるのと同じような感覚でいられる日が近いのかもしれませんね。

スマートスペース

スマートスペースとは人間とシステムが共生し相互作用するデジタル空間のことを指します。上記に記載した技術が本格的に導入されれば、ビジネスにおけるオフィス、日常生活における住居、そして都市そのものがスマート化し、今まで曖昧だった人々の生活が事細かに可視化され、より快適に生活できるようなサービスが実現されると予測できます。そういった環境に順応するためにも、新しい技術・サービスはどんどん使用し、その便利さや足りない点をフィードバックし全体の最適化を促進する一員として居続ける必要がありそうです。

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