
MVCモデルとは、アプリケーションを構築するためのフレームワークのようなもので、MVCモデルを使用することでアプリケーションを3つの役割に分解することができます。プログラマが後々修正する時にどこにどのようなデータが書いてあるのか把握しやすくなり全体の見通しを良くすることができます。MVCモデルに合わせてルーティングも知っておけば、アプリケーション制作の全体を把握したことになります。また、素早くサービスを立ち上げるといった面でも、あらかじめ決められたレール(モデル)の上を走っていくことで迷わずに進めることができるのではないでしょうか。
MVCモデル+ルーティングの全体図
モデル
データベースに保存されている情報をRailsアプリケーションから取得することができます。SQLのような複雑な構文を入力しなくても、RailsのActiveRecordの仕組みを使ってRailsからテーブルのレコードにアクセスできるようになります。ActiveRecordを利用する際にはApplicationRecordというクラスを他のクラスに継承させることで、データベースにアクセスするためのメソッドを使用することができるようになります。
ビュー
ビューとはアプリケーションの見た目要素を構成する部分になります。ビューファイルはHTMLとCSSを使い、レイアウトやデザインを構築することができます。
コントローラー
リクエストが送られた際にルーティングに読み込まれると、ルーティングで指定したコントローラが動きます。コントローラーはルーティングからビューへと処理を渡す役割をもっています。アクションはコントローラーに存在するインスタンスメソッドのことで、メインページを表示するためのindexアクションや新規ページ(投稿)を作成できるnewアクションなどアプリケーションに必要最低限のことが実行できるようになっています。
ルーティング
ユーザーがウェブサイトにアクセスすると、リクエストが送信されます。サーバーはリクエストを受け取るとレスポンスを返します。このようにしてウェブサイトを閲覧することができます。ルーティングとは送られてきたリクエストに対してどのコントローラのどのアクションを動かすのかを設定しておくことで、アプリケーションの処理の流れを作ることができます。
CRUDについて
CRUDとは(Create-登録、Read-参照、Update-更新、Delete-削除)のアプリケーションを構築する上でに必ず必要な機能の頭文字をとったものです。Railsを使うと上記で説明したMVCモデルが自動的に構築され、このような機能を簡単に実装することができるようになります。
まとめ
Railsを使わないとアプリケーションの実装は、相当な時間数必要となってしまいます。今やビジネスの移り変わりのスピードは速く、アプリケーションのプロトタイプを素早く作成し、世の中に発信することでそのアプリケーションが本当に必要とされているものなのか検証を行う必要があります。そういった意味でも、MVCモデルを有効に活用して、素早くサービスを立ち上げることが必要になってくるのではないでしょうか。
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