写真の女性、もとの画像でも十分綺麗な方ですが、雑誌や広告に載せるとなるとイメージが重要になってくるのでさらに加工が必要です。Photoshopなら、しみ・そばかす・シワ、顔の輪郭まで簡単に補正することができます。今回は作業手順と共に補正する際に使える便利なツールも紹介します。自分やご家族の画像補正にも使える技術だと思うので、実際にいろいろ試してみると面白いです。(あまり加工しすぎると別人になってしまいますが…)
元画像
作業手順
しみ・そばかすを消す
まず、レイヤーを1つ追加し「しみ消し」などの名前をつけておきましょう。そのレイヤーに対し補正を加えていきます。
しみ消しで、一番効果的なツールは「スポット修復ブラシツール」です。
このツールの使い方は簡単で、しみの上でクリックするだけで、面白いようにしみが消えて行きます。
完成後の画像です。完璧に消してしまうと不自然になってしまうので、適宜調整しましょう。
シワ・クマを薄くする
先ほどと同様、レイヤーをもう1つ追加し「シワ消し」などを名前をつけましょう。
今回は「コピースタンプツール」を使用します。先ほど同様「スポット修復ブラシツール」でも補正は可能ですが、広範囲の修正をすると違和感のある修正がされてしまう可能性があるため今回は使いません。
スタンプツールの使い方は、macならoption、windowsならAltキーを押しながら、サンプリングしたい箇所を選択し、あとは指定箇所をクリックしブラシのように塗っていくイメージです。
シミ同様完璧にシワを消してしまうと、全体的に顔の立体感が消えてしまうため、スタンプツールの不透明度を調整しながら補正を進めます。今回は不透明度50%で補正しました。
同じ要領でクマ・髪の毛の産毛を消し、以下のように修正しました。
目元を明るくする
目元が若干暗いので明るくしましょう。調整レイヤーを作成した後、トーンカーブで明るさを上げ、レイヤーマスクで目元だけを塗りつぶしましょう。
顔の輪郭を補正する
顔の輪郭を若干ほっそりさせましょう。あとでやり直しができるよう、まずこれまで補正したレイヤーのバックアップ(コピー)を作成しましょう。
輪郭を補正するのに使うツールは「指先ツール」です。
指先ツールの範囲を大きめにとって、少しずつドラックアンドドロップさせましょう。あまり大きく変化させると違和感がでてしまいます。割と難しいです…
完成!
あまり補正しすぎると違和感がでてしまい、立体感が消えてしまいます。画像を使う媒体で必要とされるイメージが違うと思うので、適宜調整は必要です。
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